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人材育成

日本栄養士会は、「栄養の指導」を通して、国民皆さまのすべてのライフステージにおいて、健康の維持・増進、疾病の予防と治療の支援に関わる管理栄養士・栄養士の資質向上のため、生涯教育制度を設け、管理栄養士・栄養士全体のスキルアップとより高度な技能を持ったスペシャリストの養成に取り組んでいます。

基幹教育と拡充教育でキャリア形成

生涯教育制度では、管理栄養士・栄養士を「栄養の指導」の専門職として、保健・医療・福祉・教育をはじめとする各領域で必須のスキルを修得する「基幹教育」と、さらなる専門性を高めるための「拡充教育」に分け、管理栄養士・栄養士の資質の担保を図ると同時に、キャリアアップを支援しています。

認定制度による特定分野管理栄養士・栄養士の輩出

基幹教育では、単位取得を基本とし、スキルの到達度に応じた認定制度を設けています。平成28(2016)年度には、認定審査に必要な要件がそろった会員に対して日本栄養士会が認定審査を実施し、「臨床栄養」、「学校栄養」、「健康・スポーツ栄養」、「給食管理」、「公衆栄養」、「地域栄養」、「福祉(高齢者・障がい者)栄養」、「福祉(児童)栄養」の各分野の認定管理栄養士・認定栄養士が誕生します。また、拡充教育では、上記の専門領域の基本知識や技術を有し、さらにその領域の特定の分野における実践活動に、より優れた成果を生むことができる管理栄養士・栄養士を特定分野管理栄養士として、関連学会等と共に認定しています。現在、認定されている特定分野は、5分野になります。

1. 特定保健指導担当管理栄養士

特定保健指導の分野で、対象者の生活習慣を是正するための行動変容が実現できる質の高い指導能力を有する管理栄養士。

2. 静脈経腸栄養(TNT-D)管理栄養士

医療の現場で、経腸栄養管理や静脈栄養管理を含めた総合的な栄養管理の実践力のある管理栄養士。

3. 在宅訪問管理栄養士

在宅医療と関わる他職種と連携が取れ、かつ在宅療養者の疾患・病状・栄養状態に適した栄養食事指導(支援)ができる管理栄養士。

4. 公認スポーツ栄養士

競技者の栄養・食事に関する自己管理能力を高めるための栄養教育や、食環境の整備などの栄養サポートができる管理栄養士。

5. 食物アレルギー分野管理栄養士・栄養士

食物アレルギーに関する正しい知識を持ち、リスクマネージメントを考慮した安全な食の提供と対応ができる管理栄養士・栄養士。

6. 小児栄養分野管理栄養士・栄養士

小児にかかわる知識・技術を修得し、疾患・症状・栄養状態に適した栄養食事指導(支援)ができる管理栄養士・栄養士

管理栄養士専門分野別人材育成事業の推進

日本栄養士会では、平成25(2013)年度より厚生労働省の委託を受け、管理栄養士専門分野別人材育成事業を進めています。がん、腎臓病、糖尿病摂食嚥下、在宅栄養管理領域の専門管理栄養士を育成しています。

1. がん病態栄養専門管理栄養士

がん医療の進歩を踏まえ、がん患者の栄養・食事療法に関する高度な知識・技術および臨床経験を備え、専門性を生かした適正かつ良質な栄養・食事療法を提供し、家庭、地域、医療・介護・福祉施設と連携を図り、がん患者の医療・福祉に貢献する管理栄養士。

2. 腎臓病病態栄養専門管理栄養士

腎臓病に関連する病態と栄養の知識、専門の技術を有し、臨床経験を積んだ管理栄養士。

3. 糖尿病病態栄養専門管理栄養士

糖尿病に関連する病態と栄養の知識、専門の技術を有し、臨床経験を積んだ管理栄養士。

4. 摂食嚥下リハビリテーション栄養専門管理栄養士

摂食嚥下障がい患者の栄養・食事療法に関する、より高度な知識、技術と臨床経験を備え、管理栄養士としての専門性を生かした適正かつ良質な栄養・食事療法を提供し、家庭、地域、医療・介護・福祉施設と連携を図り、摂食嚥下障がい患者の医療・福祉に貢献できる管理栄養士。

5. 在宅栄養専門管理栄養士

栄養の問題を有する在宅療養者に対し、生活状況を踏まえた在宅栄養管理を通じてQOLの支援ができ、かつ在宅栄養管理にかかわる地域の他(多)職種と協働するための栄養管理システムの構築、協働ができる管理栄養士。

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