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2011.12.15
会社の食環境整備(バランス昼食の提供)によるメタボ予防

(社)佐賀県栄養士会理事

溝上 美代子
 

 メタボ対策において、バランスのよい食事がとれる環境を整備することは重要です。特に働き盛り世代は、仕事が忙しく健康づくりが後回しになりがちです。そこで、佐賀県栄養士会では、県の健康増進課「メタボ予防戦略事業」の委託を受けて、毎日の食事の場である社員食堂で、食事バランスガイドをふまえたバランスの良い食事を提供する事業を展開することにしました。最近話題になっている『体脂肪計タニタの社員食堂』と違うところは、エネルギー制限ではなくて「適量」を提供していることと、メタボに関する知識をメッセージカードという形で提供しているところです。
  この事業は平成18年〜20年度厚生労働科学研究(主任研究者 武見ゆかり)及び勤労男性の1食の適量把握の認識と食行動・体重コントロールとの関連(香取輝美他)を参考にしました。事業の概要は下図のとおりです。

 
 
 
 昨年度は、3つの事業所合わせて72名(男58名・女14名)が、この事業に参加希望されました。最後まで食事を食べ続けられ、かつ、身体状況が把握できた方は60名でした。これらの方は、3か月間で@体重(全体で平均1.1 kg、開始時肥満の人は平均1.8kg)と、腹囲(全体で0.5cm、開始時肥満の人は平均0.6cm)が減少し、Aバランスの良い食事についての認識及び1食の適量の把握の意識が高まり、B食事バランスガイドに関する正しい知識が増えました。このように、3か月という期間でしたが、メッセージカード付きのバランス昼食(ヘルシーメニュー)を提供することで、メタボリックシンドローム予防につながると期待される変化がみられました。
 現在、本事業で提供した献立を元に『佐賀県産品を使った食事バランスガイドが理解できる献立集』を作成しています。
 今後も、地元の健康づくりにお役に立てる栄養士会として、健康的な食事が入手しやすい食環境整備に貢献したいと考えています。
 
作成中の献立集
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