去る8月23日、「減塩&野菜を食べよう」県民大会を、初めて秋田県と秋田県栄養士会共催で開催しました。当日は、定員280席の会場に補助椅子を出して対応するほどの大盛況でした。
参加者は、一般県民・食生活改善推進員・行政関係者・医師・本会会員と、広く公開した大会となりました。
大会は、秋田県知事と私の挨拶で始まりました。知事は今年4月に軽い脳出血で倒れ、2か月の療養生活を余儀なくされました。病院管理栄養士から減塩の食事指導があり、それを受けて奥様の作った減塩食を食べ、また飲酒もかなり控えたと、努力したことを体験談としてノー原稿で話され、参加者にとって心に響く挨拶でした。
滋賀医科大学 上島弘嗣先生にご講演いただきましたが、秋田県から第二の減塩運動を始めたらとの提案がありました。
秋田県は、かつて脳血管疾患での死亡率が全国一という不名誉な状況が何年も続いておりました。これは、冬の収穫物が少なくなるため塩蔵して蓄えた「しょっぱいもの」を、寒い時期に運動もせず、熱々のおいしいご飯で食べるという食習慣が原因でした。そのような食習慣を変えなければとの思いから、本会会員の大先輩が、「北から減塩」運動を北海道・東北地方を中心に厚生省(当時)も巻き込んで展開いたしました。
その運動の効果があり、秋田県民健康・栄養調査では昭和62年塩分摂取量14.6gが平成18年では11.3gと減りました。しかし、「健康秋田21」の目標値の10gにはまだ達しておリません。
ちなみに、秋田県の死亡原因の第一位は脳血管疾患に替わり悪性新生物となっており、どちらも、塩分摂取と深い関わりがあると言われています。
秋田県栄養士会は、減塩に対する正しい知識を県民に発信し続けなければならないと、大会を通して感じました。
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