「研究教育職域編」推薦講演！小林理事より見どころをご紹介

今回は、研究教育職域を担当する小林道理事より、
職域推薦講演について、おすすめポイントをご紹介します。

コラボレーションを生むコミュニケーションの道具箱
産業医科大学産業保健学部安全衛生マネジメント学　教授　河村洋子先生



あらゆる現場で役立つ、ヘルスコミュニケーションの道具箱

昨今、多（他）職種の方とコミュニケーションをとる機会が益々増えてきています。本講演では、1940年代から
最近までの文献から、コミュニケーションの本質についてとてもわかりやすくお話しされています。
医療の現場では、回診のときに医師が"座って話す"というちょっとした工夫だけで、患者さんが話しやすくなること。
学校の現場では、生徒をハイタッチで迎えることで信頼関係が生まれ、勉強へのやる気が高まったことなど、お金を
かけずにコミュニケーションの質を上げる例が紹介されています。
また河村先生は、多職種と良い関係をつくるには、「つながる・広げる・つくる・深める・モチベーションを上げる」
ことを意識すると良い、と話されています。さらに、「リベレイティング・ストラクチャーズ」という、"当たり前から
の解放"を意味する考え方も紹介されました。問いかけの仕方や対話の組み立て方、空間のつくり方、小道具の使い方など、
従来とは少し違うアプローチで進める方法で、海外の大企業でも多く使われているそうです。"コミュニケーションの道具箱"
では、目的別に8つのツールが紹介されており、それぞれの具体的な使い方も丁寧に説明されています。
チームづくりや組織の課題解決など、地域に限らず様々な場面で生かせる内容で、皆さんに是非おすすめしたい講演です。

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