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大日本栄養士会創立80周年記念2025年度全国栄養改善大会が開催される!

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 2025年10月24日(金)、「大日本栄養士会創立80周年記念2025年度全国栄養改善大会」が一般社団法人全国栄養士養成施設協会、公益社団法人日本栄養士会の主催、厚生労働省、東京都の後援により、東京都・都市センターホテルで開催されました。
 本大会は、全国各地で栄養改善を推進している管理栄養士・栄養士に焦点を当て、その取組ですぐれた成果をあげた人や施設を称え、栄養改善に対するいっそうの意欲を感じてもらい、後進の励みと活動目標になることを目的として開催するものです。全国から管理栄養士・栄養士が一堂に会し、日本栄養士会 鈴木志保子副会長による宣言により開会。全国栄養士養成施設協会 滝川嘉彦会長、日本栄養士会中村丁次会長から主催者挨拶に移り、公務につき、滝川会長は全国栄養士養成施設協会 川並弘純副会長より代読されました。
 続いて、来賓の上野賢一郎厚生労働大臣、小池百合子東京都知事の祝辞があり、公務につき、上野厚生労働大臣は厚生労働省健康・生活衛生局健康課 栄養指導室 塩澤信良室長の代読、小池都知事はビデオメッセージにより、受賞者へのお祝いと日頃の栄養改善活動に対する感謝を述べられました。

全国各地の栄養改善活動の功績を表彰

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 表彰式では、厚生労働大臣表彰は「栄養改善事業功労者」9名、「栄養士養成功労者」20名、「栄養指導業務功労者」49名、「特定給食施設」15施設が表彰され、上野厚生労働大臣に代わり、厚生労働省健康・生活衛生局健康課 栄養指導室 塩澤信良室長から各賞の代表者に表彰状が授与されました。
 日本栄養士会表彰は、「栄養改善功労賞(萩原賞) 」を1名、「栄養改善奨励賞(森川賞) 」を2名が受賞しました。
 管理栄養士・栄養士として50年以上活動し、後輩の育成指導に功績のあった81名が「50年業務貢献者」として、また管理栄養士・栄養士として25年以上活躍し、業務に功績があった718名が「25年等業務貢献者」として日本栄養士会 中村丁次会長から表彰を受けました。
 「栄養橋寿会員」は「栄養(えいよう)の日 8月4日」=「8と4」に合わせて84歳まで会員を続けてこられた方に、長年、日本栄養士会を支えてくださった感謝とこれからのご健康を祈って贈られる賞で、今年は11名が受賞しました。代表者が日本栄養士会 中村丁次会長から表彰を受けました。
 栄養士会活動の充実に努め、会員増に功績のあった7つの都県栄養士会に「都道府県栄養士会感謝状」が贈られました。また、新入会員の増加に功績のあった2つの県栄養士会に「都道府県栄養士会感謝状(新入会員増奨励)」が贈られました。

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 さらに、今年度は公益社団法人日本栄養士会の前身である大日本栄養士会創立から80周年であることを記念し、管理栄養士・栄養士の地位向上等に功績のあった13名と12企業を特別表彰しました。
 最後に、今大会の全受賞者を代表して公益社団法人秋田県栄養士会の大楽香子さんが謝辞を述べ、授賞式は終了しました。

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河村育英資金受給者の研究発表と、中村会長による特別講演

 授賞式後は、日本栄養士会 赤尾 正常任理事を座長とした2023年度河村育英資金受給者による研究発表が行われました。河村育英資金は、日本栄養士会が栄養改善事業の普及、進展を奨励するとともに、後進の管理栄養士を育成することを目的として2012年に設立し、2013年より奨学金を給付しています。発表者とテーマは以下の通りです。

【研究発表】
・髙見 真(東京都健康長寿医療センター研究所/京都府立大学大学院)
 「骨格筋および腸管における運動誘発性酸化ストレスの代謝制御に関する検討」
・羽入田 彩花(実践女子大学研究推進機構研究員)
 「乳児期の母親のヘルスリテラシーと健やか親子21(第2次)の評価指標および幼児の生活習慣との関連」

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 大会の最後は、日本栄養士会 中村丁次会長による「ジャパン・ニュートリションの歩みと栄養の偉人」と題した特別講演が行われました。
 日本人は伝統的に健康的な食事をしていたのではなく、明治維新以前の低栄養の時代を経て、栄養の研究、教育、実践に取り組み、栄養改善により健康な食事を創造し、長寿国家となりました。その歩みは管理栄養士・栄養士の歴史でもあり、発展に寄与した栄養の偉人たちの取組を時系列に沿って紹介し、ジャパン・ニュートリションとして世界に発信するまでの道のりを語りました。昭和、平成、令和と偉人たちとともに歩んだ中村会長だからこそ知り得るエピソードは、時に列席者の笑いを誘いながら、心に刻まれている様子がうかがえました。
 講演終了後、日本栄養士会塚原丘美副会長の閉会の挨拶により、「大日本栄養士会創立80周年記念2025年度全国栄養改善大会」は閉会しました。

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