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【開催報告】第8回「栄養と健康を考える有識者の会」、 地域で高齢者が元気に過ごすために、管理栄養士・栄養士は何をすべきかをテーマに開催

 第8回「栄養と健康を考える有識者の会」を、平成28年3月25日(金)に、パレスホテル東京において、「地域で高齢者が元気に過ごすために、管理栄養士・栄養士は何をすべきか―高齢者の低栄養防止・重症化予防等の推進―」をテーマに、株式会社ヤクルト本社と共催で開催しました。

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 65歳以上の高齢者人口は3296万人、総人口に占める割合として25.9%、約4人に1人が高齢者となっています。75歳以上の後期高齢者も1590万人、12.5%、約8人に1人となり、人口・割合ともに、過去最高となりました。
 高齢期の疾病予防・介護予防の推進対策としては、高齢者の虚弱(「フレイル」)に対する対策が重要になります。加齢とともに、心身の活力が低下し、生活機能障害、要介護状態、そして、死亡などの危険性が高くなった状態である「フレイル」は、適度な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能とされています。

 基調講演、事例発表、情報提供の後、総合討論を行い、多職種連携による地域包括ケアの推進に、管理栄養士・栄養士がどうかかわっていくべきか、①高齢者(前期高齢者と後期高齢者)の栄養・食支援をどのように進めていくべきなのか、②管理栄養士・栄養士の育成と活用、関係団体との連携、③高齢者を地域で支える体制のあり方の3つの論点で、ご意見をいただきました。今後、会内での議論を深め活動に生かしていくこととしています。

20160404_01_2.JPG基調講演いただいた、桜美林大学老年学総合研究所の鈴木所長

<ご出席いただいた有識者の先生方>
中村丁次先生(神奈川県立保健福祉大学学長、公益社団法人日本栄養士会名誉会長)
古野純典先生(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所国立健康・栄養研究所理事兼所長)
鈴木隆雄先生(桜美林大学老年学総合研究所所長)
鈴木邦彦先生(公益社団法人日本医師会常任理事)
高野直久先生(公益社団法人日本歯科医師会常務理事)
飯島勝矢先生(東京大学高齢社会総合研究機構准教授)
武見ゆかり先生(特定非営利活動法人日本栄養改善学会理事長)
植田耕一郎先生(一般社団法人日本摂食嚥下リハビリテーション学会理事長)
鷲見よしみ先生(一般社団法人日本介護支援専門員協会会長)

<内容>
基調講演①「医療・介護領域の管理栄養士・栄養士に 期待される役割とは?」/厚生労働省老健局老人保健課係長 塩澤信良
基調講演②「これからの高齢社会の食と栄養、運動による健康―科学的根拠に基づく健康維持と虚弱化予防―」/桜美林大学老年学総合研究所所長 鈴木隆雄
事例発表「高齢者の低栄養防止・重症化予防等の促進」
・大和市訪問栄養相談/大和市健康福祉部健康づくり推進課主査・管理栄養士 田中和美
・栄養ケア・ステーション愛全園/愛全診療所管理栄養士 市原幸文
情報提供「高齢者施設入所者におけるプロバイオティクス発酵乳の長期飲用による感染リスクの低減」/株式会社ヤクルト本社中央研究所基盤研究所フローラ機能研究室室長 辻浩和

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