【厚生労働省】令和6年「国民健康・栄養調査」の結果を公表
2025/12/03
ニュースのポイント
- 令和6年10~11月に実施した国民健康・栄養調査の結果の概要が発表された
- 糖尿病が強く疑われる者は約1,100万人と推計され、継続して増加。一方、糖尿病の可能性を否定できない者は約700万人で継続して減少
- 食塩摂取量の平均値9.6g。この12年間でみると最も低いが、健康日本21(第三次)における目標値よりは依然高い
厚生労働省は、2025年12月2日(火)に、令和6年10~11月に実施した「国民健康・栄養調査」の結果の概要を取りまとめ、発表した。この調査は、健康増進法(平成14年法律第103号)に基づき、国民の身体の状況、栄養素等摂取量および生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得ることを目的としている。また、令和6年の調査は、全国の代表値に加えて健康日本21(第三次)のベースライン値を得るとともに、地域別の健康状態や生活習慣の状況を把握するための資料を得ることを目的としている。
【調査のポイント】
●糖尿病に関する状況について
・糖尿病が強く疑われる者は約1,100万人と推計され、継続して増加している。一方、糖尿病の可能性を否定できない者は約700万人であり、継続して減少している。
●生活習慣に関する状況について
・食塩摂取量の平均値は9.6gであり、この12年間でみると、最も低い値であるが、健康日本21(第三次)における目標値(7g)よりは依然高い状況にある。
・現在習慣的に喫煙している者の割合は14.8%であり、この12年間でみると、令和4年調査と並んで最も低い値である。
詳細については厚生労働省ホームページに掲載されている。管理栄養士・栄養士は、この調査結果を活用して日ごろの栄養指導の実践に努められたい。
■令和6年「国民健康・栄養調査」の結果(厚生労働省)
■「令和6年国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省)
■令和5年「国民健康・栄養調査」の結果(厚生労働省)



