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日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)について

JDA-DATの目的

栄養・食生活支援活動を通じて、被災地支援を行います

JDA-DATは、国内外で大規模な自然災害(地震、台風など)が発生した場合、迅速に被災地内の医療・福祉・行政栄養部門と協力して、緊急栄養補給物資の支援など、状況に応じた栄養・食生活支援活動を通じ、被災地支援を行うことを目的としています。
そのためJDA-DATは、災害発生後72時間以内に行動できる機動性、大規模災害に対応できる広域性、栄養支援トレーニングによる専門的スキルを有する必要があります。これらは、研修によって養われています。また、食料の調達、移動手段の確保などを自身で行う自己完結性も備えています。

JDA-DATの活動

国や被災地と連携して支援活動に入ります

JDA-DATは、指定栄養士会(*1)ごとに組織されています。被災地外の都道府県栄養士会JDA-DATは、自ら、あるいは出動の要請(*2)を受けて、速やかに支援活動に入ります。なお、都道府県と都道府県栄養士会の災害協定の締結も進んでいます。

  • *1指定栄養士会:JDA-DATを保持する意思と人員等を備え、日本栄養士会会長に申し出た都道府県栄養士会。
    (2024年7月現在、27道府県)
  • *2出動の要請者:日本栄養士会、国(厚生労働省)、被災都道府県知事・被災地災害対策本部など。

情報収集を行い、的確な対応を心がけます

JDA-DATは被災地において、次のような人的支援、物的支援を行います。しかし、被災地ではライフラインや交通手段などの破綻も予想されるため、①の情報収集(的確な状況とニーズの把握)が支援活動の前提となります。

① 情報収集:
被災地の医療・福祉・行政栄養部門と連携し、情報の収集・伝達・共有化を行います。

② 緊急栄養補給物資の支援(特殊栄養食品ステーション設置):
必要物資の内容・量を把握し、物資の手配・分配の指揮を行います。 特殊な栄養食品などについては、日本栄養士会に支援要請ができる場合もあります。

③ 栄養補給:
被災施設・避難所などで責任者の許可のもと、個人に対して直接栄養補給の支援を行います。

④ 対応の困難な被災者への支援:
医療機関への連絡などの対応を行います。

規模により、長期的支援も実施します

JDA-DATは、急性期の活動を基本としています。しかし、災害の規模や状況に応じて全国のJDA-DATにつなげ、長期的支援を行うこともあります。

平時には、防災活動などを支援します

平時においては、地域における災害対策活動などへ協力しています。地域防災の考え方は、自助・共助・公助を基本としています。JDA-DATでは、災害発生時に自助・共助・公助が円滑に行われるように、平時の防災活動を支援しています。

災害支援緊急車両「JDA-DAT号」を活用した活動を行っています

災害時には、緊急災害支援車両「JDA-DAT号」として、①河村号、②トーアスⅠ号、③トーアスⅡ号、④トーアスⅢ号、⑤指揮車両(EV車)、➅ニュートリション・エデュケーション・カーの計6台が、メンバーの移動、また特殊栄養食品等を搬送しています。また、平時には車両に搭載しているキッチンボックスを活用し、パッククッキングの実演、防災イベント等で、防災意識を高めるための広報活動をおこなっています。

JDA-DATに関するお問い合わせ

JDA-DATに関する基金、取材、運営に関するお問い合わせはこちら。
公益社団法人 日本栄養士会 JDA-DAT担当
Tel:03-5425-6555

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