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【お知らせ】令和8年度社会保障制度(診療報酬)の改定に係る要望書を提出

 公益社団法人日本栄養士会(代表理事会長:中村丁次)は、2025年7月2日(水)に、厚生労働省 鹿沼均 厚生労働省保険局長へ、令和8年度社会保障制度(診療報酬)の改定に係る要望書を提出しました。

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左から、鹿沼均 厚生労働省保険局長、中村丁次会長、宮崎純一理事(医療職域担当)

 我が国では、がん、糖尿病および心不全などといった慢性疾患の増加に加え、急速に進行する高齢化と共に急増しているサルコペニア・フレイル、そして低栄養や摂食嚥下障害を合併する者への対応などが大きな課題となっています。これらの課題に応じた適切な栄養管理の必要性が医療現場で高まっており、適切な栄養管理は医療の質向上と患者のQOLの維持増進につながるとされています。
 このようなことから、高齢患者の摂食・嚥下機能に配慮した食事管理、入院時の患者の病態・状態に応じたきめ細やかな栄養管理、がん化学療法中の栄養食事指導、さらに多疾患併存患者への個別対応など、多様なニーズに応じた高度な栄養管理が求められています。
 これら高度な栄養管理の中心を担うのが管理栄養士・栄養士であり、適切な栄養管理を持続的かつ効果的に推進するためには、管理栄養士・栄養士の専門性に応じた処遇改善はもとより、医療現場での役割に対する診療報酬上の適切な評価が不可欠です。
 以上を踏まえ、令和8年度診療報酬改定において以下の4点について制度的対応を講じていただきたく、要望いたします。

■要望事項
1 管理栄養士・栄養士の処遇改善
2 入院時食事療養費の引上げと嚥下調整食の特別食加算適用
3 急性期一般入院料への「入院栄養管理体制加算」の拡充
4 がんの専門的知識を有する管理栄養士による入院栄養食事指導の要件緩和

■要望内容
1 管理栄養士・栄養士の処遇改善
管理栄養士・栄養士の賃金引上げが確実に実現されるよう、令和8年度診療報酬改定における必要な改定率の確保と、賃金引上げにつながる措置を要望します。

2 入院時食事療養費の引上げと嚥下調整食の特別食加算適用
入院時食事療養費のさらなる引上げ、嚥下調整食の特別食加算適用を要望します。

3 急性期一般入院料への「入院栄養管理体制加算」の拡充
「入院栄養管理体制加算」について急性期一般入院料1~3においても算定可能とし、1病棟に1名以上の管理栄養士の病棟配置の拡充を要望します。

4 がんの専門的知識を有する管理栄養士による入院栄養食事指導の要件緩和
がん化学療法を目的に入院した患者に対し、がんの専門的知識を有する管理栄養士による入院栄養食事指導の時間要件の緩和を要望します。

■令和8年度社会保障制度(診療報酬)の改定に係る要望書を見る
■令和8年度社会保障制度(診療報酬)の改定に係る要望説明資料を見る

■診療報酬について詳しく見る

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