【お知らせ】次期学習指導要領における食育の充実及び栄養教諭の位置付けに関する意見書を提出
2026/09/09
公益社団法人日本栄養士会(代表理事会長:中村丁次)は日本栄養士連盟とともに、2026年9月8日(火)に、松本洋平文部科学大臣へ、次期学習指導要領における食育の充実及び栄養教諭の位置付けに関する意見書を提出しました。
現在、中央教育審議会において、次期学習指導要領の改訂に向けた検討が進められています。学校における食育については、児童生徒が生涯にわたり健全な食生活を実践するための資質・能力を育む観点から、学校教育活動全体を通じた一層の充実が求められています。
また、国の各種方針においても、栄養教諭を中核とした食育の推進や、学校における体系的・継続的な食に関する指導の充実が示されています。
こうした状況を踏まえ、次期学習指導要領の改訂に当たり、学校における食育の充実及び栄養教諭の専門性を生かした指導体制等について、意見書を提出しました。概要は下記のとおりです。詳細は意見書をご覧ください。
■次期学習指導要領に対する意見
(1)学校における食育の位置付けの明確化
学校における食育を、児童生徒が生涯にわたり健全な食生活を実践するために必要な資質・能力を育成する重要な学びとして位置付け、教育課程全体を通じて組織的かつ計画的に推進することを、総則において一層明確にすること。
(2)栄養教諭の中核的役割と専門性の活用
学校における食育の実効性を高めるため、栄養教諭を食育推進の中核として位置付けるとともに、「食に関する指導の全体計画」の作成、実施、評価及び改善にその専門性を生かし、学校教育活動全体を通じた組織的かつ計画的な食育を推進することを明確にすること。
(3)教科等横断的・探究的な食に関する学びの充実
食と健康を基盤として、食料の生産・供給、環境、食文化、持続可能な食料システム等との関わりを捉える教科等横断的・探究的な学びを推進できるよう、教育課程の柔軟な編成・実施の考え方や具体例を、学習指導要領及び同解説等に示すこと。
■次期学習指導要領への反映について
以上を踏まえ、次期学習指導要領の改訂に当たっては、特に次の点について、学習指導要領及び同解説等への反映を御検討いただきたいと考えます。
第一に、学校における食育の位置付けを明確にすること
第二に、栄養教諭の中核的役割を明確にすること
第三に、食に関する教科等横断的・探究的な学びを具体化すること
これらを通じて、学校における食育が、児童生徒の発達段階に応じて体系的かつ継続的に実施され、学んだ知識を自らの生活に生かし、主体的に判断し行動する力の育成につながる教育として、一層充実することを期待します。



